我が家のリビングの壁紙に、ある日突然、細いひび割れが何本か現れました。最初は「経年劣化かな」と軽く考えていたのですが、日を追うごとにそのひび割れが少しずつ広がっているように感じ、不安になりました。「壁紙 ひび」で検索すると、様々な情報が出てきて、中には建物の構造上の問題を示唆する記事もあり、いよいよ真剣に対策を考えることにしました。 まずは自分で直せるものかと思い、ホームセンターで壁紙補修用のパテとヘラを購入し、ひび割れ部分に塗ってみました。しかし、素人作業の悲しさ、色が完全に合わず、かえって補修箇所が目立ってしまいました。やはりこれはプロに任せるべきだと判断し、地元のリフォーム会社に相談することにしました。 リフォーム会社の担当者の方に来てもらい、壁の状況を見てもらったところ、幸いにも建物の構造的な問題ではなく、下地の石膏ボードの継ぎ目部分に経年による小さなズレが生じたことと、壁紙の伸縮性の問題が原因であることが分かりました。安心すると同時に、やはりプロの診断は違うなと感心しました。 提案されたのは、ひび割れた部分だけでなく、その壁一面の壁紙を張り替えるというものでした。費用はかかりますが、仕上がりの美しさを考えると納得のいく提案です。私たちは、以前よりも耐久性が高く、少しだけ伸縮性のある高機能な壁紙を選びました。 工事は2日ほどで完了しました。職人さんの手際の良い作業はさすがプロ。剥がれた壁紙の下地を丁寧に整え、新しい壁紙を寸分の狂いもなく貼り付けていく様子は見ていて飽きませんでした。完成した壁は、まるで新築のよう。ひび割れは完全に消え去り、部屋全体が以前よりも明るく、清潔感あふれる空間へと生まれ変わりました。見た目の美しさだけでなく、これでもうひび割れの心配をしなくて良いという安心感は何物にも代えがたいものです。今回はプロに頼んで本当に良かったと心から実感しています。