網戸の設置や交換は専門業者に依頼するのが一般的ですが、費用を抑えたい、あるいはDIYに挑戦してみたいという方であれば、自分で設置・交換することも可能です。いくつかのポイントを押さえれば、初心者でも比較的スムーズに作業を進めることができます。 まず、網戸の「新規設置」の場合です。最も重要なのは、窓枠の正確な採寸です。窓の高さと幅を複数箇所で測り、最も短い寸法を基準に網戸のサイズを選びましょう。窓枠に合ったサイズの網戸を選ぶことが、隙間なく設置し、蚊の侵入を防ぐための第一歩です。ホームセンターなどでは、既製品の網戸だけでなく、窓のサイズに合わせてオーダーできるサービスもあります。網戸の種類は、引き違い窓用、片開き窓用、ロール式など様々なので、窓のタイプに合ったものを選びましょう。 次に、既存の網戸の「網の張り替え」の場合です。網戸の張り替えは、網戸の枠がしっかりしていれば、網だけを交換することで、新品同様の機能を取り戻せます。必要な道具は、新しい網、網戸のゴム(ビード)、網戸用カッター、網押さえローラー、そして場合によっては網戸クリップなどです。 張り替えの手順としては、まず古いゴムを外し、古い網を取り除きます。次に、新しい網を枠に仮止めし、網押さえローラーでゴムを溝に押し込みながら、網を枠に固定していきます。この際、網がたるまないように均一な力を加えて引っ張ることが重要です。特に、網押さえローラーを押し込む際は、力を入れすぎると網が破れる可能性もあるため、慎重に行いましょう。最後に、余分な網を網戸用カッターで切り取れば完成です。 DIYで作業を行う際の注意点としては、まず「安全確保」です。特に高所での作業になる場合は、足元に注意し、二人以上で行うなど、安全には十分配慮しましょう。また、網戸のサイズが合わない、あるいは網がたるんでしまうなどの失敗を防ぐためにも、事前にインターネットなどで手順の動画を確認したり、ホームセンターの店員に相談したりすることをおすすめします。 自分で網戸を設置・交換することは、手間はかかりますが、達成感も大きく、住まいの快適性を高めるための一歩となるでしょう。
自分でできる!網戸のDIY設置と交換のポイント