部屋のリフォームを考え始めたとき、多くの人が気になるのが「一体どれくらいの費用と期間がかかるのか」という点でしょう。もちろん、工事の内容や規模、選ぶ材料のグレードによって大きく変動しますが、事前に大まかな目安を知っておくことは、具体的な計画を立てる上で非常に役立ちます。ここでは、代表的なリフォーム内容ごとに、その費用と期間の相場をご紹介します。最も手軽な「壁紙(クロス)の張り替え」は、費用を抑えながら部屋の雰囲気を一新できる人気のメニューです。一般的な六畳の部屋(壁面積約三十平方メートル)の場合、量産品のシンプルな壁紙であれば、費用は四万円から七万円程度、工期は一日で完了することがほとんどです。家具の移動が必要な場合は、その手間や費用が別途かかることがあります。次に「床の張り替え」です。これも六畳の部屋を例にとると、既存の床の上に新しい床材を重ねて張る「重ね張り工法」の場合、比較的安価なクッションフロアであれば五万円から十万円程度、一般的な複合フローリングであれば八万円から十五万円程度が目安です。工期は一日から二日です。既存の床を剥がして下地から作り直す「張り替え工法」の場合は、解体費用などが加わるため、これよりも五万円から十万円程度高くなり、工期も二日から四日ほどかかります。和室を洋室に変更するリフォームは、床・壁・天井の工事に加えて、押し入れをクローゼットに改造する工事などが含まれるため、費用は少し高くなります。六畳の和室を一般的な仕様の洋室にする場合、費用は二十五万円から六十万円程度、工期は四日から一週間程度を見込んでおくと良いでしょう。部屋に「収納(クローゼット)を新設」する場合は、設置するクローゼットの大きさや扉の種類によって費用が変わります。幅が一間(約1.8メートル)程度の一般的なクローゼットであれば、費用は十万円から二十五万円程度、工期は二日から四日ほどです。より大掛かりな「間取りの変更」となると、費用はさらに上がります。例えば、壁を撤去して二つの部屋を一つにする場合、壁の解体費用や床・壁の補修、内装仕上げなどを含めて、三十万円から七十万円程度が目安となります。ただし、撤去する壁が建物の構造を支える耐力壁だった場合は、補強工事が必要となり、費用は百万円を超えることもあります。