網戸修理、特に網の張り替えにおいて、素人の作業とプロの仕上がりの差はどこに現れるのでしょうか。それは「網のテンションの均一さ」と「端部の処理の綺麗さ」にあります。多くの人が、網がたるむのを恐れて強く引っ張りすぎてしまいますが、そうするとアルミ製の枠が内側に反ってしまい、サッシにはまらなくなるという失敗を招きます。プロ級の仕上がりを目指すなら、ホームセンターで手に入る便利な小道具を最大限に活用するのが近道です。まず用意したいのが「専用クリップ」です。網を枠に乗せた際、長い辺の数箇所をしっかりと固定することで、ローラーを動かしている間に網がずれるのを防ぎます。クリップがない場合は洗濯バサミで代用しようとする方もいますが、固定力が弱いため、専用品を使うことを強くお勧めします。次に、網押さえゴムを入れる際のテクニックです。ローラーを一方向に動かすのではなく、角から始めて、対角線上の辺を順に進めていくことで、網のたわみを逃がしながら均一に張ることができます。ホームセンターのプロ向けコーナーには、金属製の重量感のあるローラーも売られています。プラスチック製よりも力が伝わりやすく、厚手の網を張る際には非常に役立ちます。そして、最も仕上がりに差が出るのが最後のカット作業です。普通のカッターナイフでも網は切れますが、どうしても枠のアルミを傷つけたり、切り口がガタガタになったりしがちです。ここで活躍するのが、ホームセンターで数百円で購入できる「網戸専用カッター」です。これはガイドが付いており、ゴムの縁に沿わせて滑らせるだけで、枠を傷つけることなく、網の余分な部分を一気に、かつ等間隔の美しさで切り落とすことができます。さらに、修理の仕上げとして「モヘア」の交換も忘れてはいけません。サッシと網戸の隙間を埋めるブラシ状の部品ですが、これもホームセンターでテープ付きのものがメートル単位で売られています。網を新しくし、モヘアを交換することで、虫の侵入を完璧に防ぎつつ、見た目も動作も新品同様の網戸に仕上げることができます。ホームセンターにある知られざる便利グッズを使いこなすことこそ、DIY網戸修理を成功させる最大の秘訣なのです。
網戸修理をプロ級の仕上がりにするホームセンター活用術