初夏の風が通り抜ける季節になると、ふと気付くのが網戸の小さな破れやたわみです。業者に依頼するほどではないけれど、そのままにしておくと小さな虫の侵入を許してしまいます。そんな時、私たちの強い味方になるのが近所のホームセンターです。網戸の修理、特に網の張り替えは、実は正しい道具さえ揃えてしまえば初心者でも驚くほど簡単に、そして安価に済ませることができます。ホームセンターの網戸関連コーナーに足を運ぶと、まずその種類の多さに驚かされることでしょう。基本となるのは、交換用の網、網を枠に固定するためのゴム、そして作業用のローラーです。網には、一般的なグレーだけでなく、室内からの視界をクリアにするブラックや、外から室内が見えにくい特殊加工が施されたものなどがあります。網目の細かさも重要で、一般的な十八メッシュから、より小さな虫を防ぐ二十四メッシュ、三十メッシュといった選択肢があります。次に忘れてはならないのが、網押さえゴムのサイズ選びです。ここが網戸修理における最大の難所と言っても過言ではありません。ゴムの太さは三・五ミリ、四・五ミリ、五・五ミリといった具合に数種類あり、現在の網戸に使用されているゴムと太さが異なると、網が固定できなかったり、逆に溝に入らなかったりします。失敗を防ぐためには、古いゴムの端を数センチ切り取ってホームセンターへ持参し、店頭のサンプルと照らし合わせるのが最も確実な方法です。また、網戸専用のクリップや、余分な網を綺麗に切り落とすための専用カッターも用意しておくと、仕上がりの美しさが格段に向上します。修理の手順としては、まず古いゴムを抜き取り、枠の溝に溜まった長年の砂埃を古い歯ブラシなどで綺麗に掃除することから始めます。新しい網を枠の上に広げ、クリップで仮止めしたら、ローラーを使ってゴムを溝に押し込んでいきます。このとき、網を強く引っ張りすぎると枠が歪んでしまい、逆に緩すぎると網がたるんでしまうため、適度なテンションを保つのがコツです。角の部分はローラーの反対側についている尖った部分を使い、隙間なくゴムを押し込みます。最後に専用カッターで余った網を切り取れば完成です。ホームセンターで道具を選び、自分の手で網戸を蘇らせる時間は、住まいへの愛着を深めるとともに、心地よい風を室内に取り込むための最高の下準備となるはずです。
ホームセンターで揃える網戸修理の必須道具と手順